第12章 ギアステーション襲撃
気が付くとそこは電気石の洞穴だった
「どうして…こんな所に」
私は制帽を被り直すとポケモン達を確認する
「良かったみんないるみたいね」
サーナイトは倒れる直前にモンスターボールを落しておいたから大丈夫でしょう
メガリングも壊れてないしどうにかしてギアステーションに帰らないと
私は周りを見渡すと
「目が覚めた?」
Nが居る
「どうしてプラズマ団がギアステーションに襲撃してきたの?貴方達の目的は何?」
「…さっき君をここに連れて来たのはダークトリニティ…ゲーチスが集めたプラズマ団のメンバーだよ」
そう言いながら私に近づいてくる
私はNに気づかれない様にインカムの電源を入れた
「さて、君は選ばれた…そう言うと驚くかい?」
はあ?選ばれた?
カロス地方でも選ばれし者とか言われた事があるからあまり驚かないけど
私は何も言わずに睨んでおくと
「君達の事はゲーチスに話した…しかし、すでに君の事は知っていたようだけどね…キミは白にも黒にも染まらないそんな様な存在…それが良いらしいんだ」
この人は何を言っているの?
「ニュースとか新聞とかでも君は話題になっていたようだけどゲーチスは君がどれ程のポケモントレーナーか試すそうだよ」
そう言うとNは下に降りるように促す
私はニンフィアを出して下に降りていく
早く、兄さん達…無線に気が付いて!
そう思いながら