第11章 異変
「ねえ、ノボリ兄さん」
「なんですか?氷空」
私はギアステーションに来てすぐに何か嫌な予感がした
「クダリ兄さんと喧嘩したでしょ?」
明らかに無視している兄たちを見て溜息をつくと
「マルチトレインで挑戦者が来たらどうするんですか今日は平日なんですよ?クダリ兄さんも何でそんなにぐれているのですか」
私はクラウドの方を見ると
「プリンが原因や」
はあ?プリン
「今回はどっちのプリンが無くなったんですか?」
「僕の…プリン」
あ~クダリ兄さんねプリンを食べちゃったのはノボリ兄さんか
でもね?
「大の大人がそんな事で喧嘩をしないの!」
私はそう言うと
「私は今日の代理はしませんからね、二人で喧嘩でもなんでもして思い切り負けて来てください」
言い捨ててお昼休憩に向かった
残された兄たちは
妹の出て行った扉を見つめて溜息をつくと
「さっきは…その…すみませんでした」
「ごめん、ノボリ兄さん」
仲直りしたそうでした