第10章 ギアステーション
そして就任式の日
私はツインテにして制服を着た
最近はズボンになれていたせいか、スカートに少し抵抗がある
「やっぱりズボンに…」
私は代理でバトルに出る時の制服を出そうとしたらクダリ兄さんに止められる
「ダメダメ!氷空は代理で仕事をする時以外こっちはダメ」
「お似合いですよ氷空」
ありがとう…でもね?
「これでバトルするの?」
ミニスカートの方たちを尊敬しますと思いつつ兄さん達に内緒でスパッツをはくとギアステーションに向かった
会場には多くの人が集まっていて
私の載っている新聞を見て来たと叫んでいる人もいた
うちわとか持っている人もいるよ
兄さん達も結構人気の様でキャーキャー言っているお姉さん方も居た
「凄い人気だね兄さん達」
「氷空も人気ではありませんか」
時々ちらほらと聞こえる
カロスの英雄とかの声が聞こえるけど聞こえないふりをしようっと
駅長は私達3人に制帽をそれぞれ渡すと
「今日からは、駅長兼サブウェイマスターとして頑張ってくれ」
私達ははいと答えた
その後、私達それぞれの担当について説明をし、終わった
「つかれた~」
私は以前貰ったカロスエンブレムをコートの左胸に付けてソファーになだれ込む
クダリ兄さんも私と一緒になだれ込んだ
「こらっ2人とも…」
怒ろうとすると
「黒ボス!シングルトレインに挑戦者が来ました!」
「分かりました」
ノボリ兄さんはシングルトレインに行ってしまう
「そう言えば、カルムって言ったっけ?あの子」
「うん、カルムがどうしたの?」
クダリ兄さんは座り直すと
「僕たちはまだ氷空とカルムとの交際は反対している」
あ~この間もそう言っていたよね
「でも、いつか…彼が僕達を倒せるまでに強くなったら認める…」
そう言うと私の頭を撫でてくる
そういえば、メガ進化はルールでは良いと言う事になった
なので、私もスーパートレインでは使用すると決めている
「じゃあ、書類片付けちゃおうか」
と話すと暫くの間クダリ兄さんはバトルしたいとだだをこねつつ仕事を始めた