第8章 新たな日々
「あ…そういえば、今度みんなで集まった時にミーティングが行われるんだけどその時にそれぞれの適正に合わせて決めるんだって」
私にもわからないんだよねと話すと
「そう言うもんなんだな」
「あっでも、私…やりたい事があって」
私はカルムに自分の夢について語る
語っている最中に
「君は、氷空君じゃないか!」
ん?何か聞いた事のある声なんですけど
私とカルムは声のする方を向く
あれ?あの人は
「ハンサムさん!」
やっぱりそうだ!シンオウ地方を旅していた時に出会った怪しい人…じゃなくて、国際警察の人
「君がカロスに居るとはな!噂では聞いていたが…それで、折り入って相談したい事があるのだが…」
ぜひ、そちらの少年も一緒にと言われ…私達はルージュ広場近くのハンサムハウスに行く事になった
「よく来てくれた…いきなりだが、氷空君、君の事について改めて調べさせてもらった他の地方での成績に加え、カロスのチャンピオンである事、フレア団と呼ばれる組織から世界を救った事をね…」
何調べてんだよ国際警察…
暇なのか国際警察は
「というか誰ですか?氷空と知り合いみたいですけど」
あっカルムは知らないんだよね
「ああ、自己紹介が遅れてしまったね私の名前はハンサム…この街で探偵を営む渋い中年だよ」
んなわけないでしょ
それとも、国際警察やめちゃったの?
ってわけないか
憶測だけどフレア団関連でこっちに来たのね…きっと
カルムも自己紹介しているみたい
「でだ、氷空君本題に入らせてくれ」
ハンサムさんは話し始める
「ミアレシティは世界に名だたる観光の街…様々な人が暮らすだけでなく、多くの人々が訪れる…そして、人が集まる所にはトラブルがつきものだ…そう、トラブルに誘われ、探偵事務所を構えたんだよ」
はあ、もしかして本当に国際警察を…
ないない…
私はマイナスの考えを追い出す
「探偵という仕事は実にハードボイルドだ…孤独にたえるハートも時にはくじけ、潰されそうになる…そこで、君達に相談したい…君達二人に私の助手になってほしい!」