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鬼滅の刃  嫉妬

第2章 [冨岡 義勇]


「あの時、キイロイに会えて嬉しかった。ただ、機能訓練をしていたから他の隊員達がキイロイに触れている所を見て嫉妬した。
明らかにわざと触っているのに気がついているのに嫌がらないキイロイにも不満があった。
その後、俺に近寄って微笑んでくれる姿が嬉しくて、急に触れられて顔を近づけられて驚いたが、どこか安心した…」

ちょんちょんと、トリは指先で冨岡の額を突く。
ん?っと、顔を上げた目の前にトリの顔があって、トリは唇を近づけた。
「やっと、顔を上げてくれましたね」
と、微笑むトリに対して、キスをされたと実感した冨岡は顔を真っ赤にさせている。

くるっと、後ろ向きから横向きに変わったトリが、冨岡の首筋に両腕を回す。
義勇?と、優しく甘い声でトリは冨岡の名を呼ぶ。
ぐっと、顔を近づけて目と目を見つめながら唇を動かす。
「私はもっと、義勇さんと唇を合わせたいのですが、義勇さんはどうしたいですか?」
「…俺もトリと深く口吸いをしたい…」
ちゃんと、本音を言えて偉いねーと、子供をあやす様に頭を撫でるトリに対して、ぐっとトリの後頭部を押さえて冨岡は潤んだ唇に吸い付く。
んっ、ぁっと、喘いだトリの唇が開いた瞬間、ぬるっと、冨岡の舌がトリの口内を犯す。
くちゅっと、お互いの舌が絡み合い唾液が混ざる。
トリの舌をじゅるっと吸い上げて唾液を吸い取ると、再び深く唇を合わせてどろっとトリの舌の上に流して、それを美味しそうに愛おしそうにこくんっと、喉を鳴らしてトリは飲み込む。
「…俺はトリにあやされる様な子供じゃない…」
ふわっと香る冨岡の匂いに、くすくすと笑うトリに対して、また深く唇を合わせる冨岡だった。








「昼間の隊士達に今度会ったらきつく当たってしまいそうだ。何故、あんなに許すんだ?」
「許してる訳では無いですよ、その分余裕があるのだと感じてその後、もっときつくするのです。」
と、微笑みながら言うトリにぞくりとした冨岡であった。
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