第4章 片恋コンサルテーション!【アズール】
自分の身体が自分のものじゃないみたいに、いうことをきかない。
「うぁ……、あ、ん、ひぅ……ッ」
はしたなく喘ぎ、堪えられず、下肢に大洪水を起こした結果、胸をほんの数分愛撫されただけで達してしまった。
「ん、あ、あー……ッ」
アズールの雄も、指すらも受け入れていない蜜路が痙攣し、質量を欲した粘膜から多量の蜜が溢れ出す。
「はぁ……、ふ、イッてしまったんですか……?」
ヒカルの媚態にすっかり興奮したアズールが唇から胸の先端を離し、蕩けた顔を覗き込んでくる。
絶頂してしまった、こんなにも早く。
しかしアズールの問いに応えられるほど平静ではいられなくて、快楽の余韻に飲み込まれながら荒い呼吸を繰り返し、白い胸を上下させる。
「……可愛い。」
アズールの口から漏れた呟きが自分に向けたものとは思わず、潤んだ瞳で瞬いた。
「ヒカルさんのことですよ。ああ、もう、僕以外の男の前で、そんな顔を絶対にしないでください……!」
なんの心配をしているのか知らないが、こんな快楽に溶けきった顔、アズール以外の男の前でするはずがない。
「ヒカルさん、好きです。好きです……。」
「んぁ……、ふぅ……ッ」
頬に口づけ、唇に口づけ、喉に、鎖骨に、胸に、アズールのキスがどんどん下へと降りていく。
媚薬のせいで感度が最高潮まで昂っているヒカルは、肌を滑る舌の感触に震えた。
身体を苛む疼きは際限なく生まれてきて、着々と蝕んでくる。
その根元たる泉へ到着したアズールは、すでにぐしゃぐしゃに濡れた頼りない下着に手を掛け、はしたなく涎を垂らした秘処を暴いた。
「ああ、こんなに……。」
「ん、ん、やぁ……ッ」
恥ずかしい場所をうっとりと見つめられて、ヒカルの羞恥が高まった。
けれど、その羞恥さえも興奮に変わってしまい、視線を注がれた秘処から、触れられてもいない秘処から新たな蜜がとろりと流れた。