第1章 [煉獄杏寿郎]
「あんまり、俺を煽ってくれるな」
と、短く吐き捨てる様に言うと、トリの両膝の裏を手で押し上げ、ぐぷっと言わんばかりに煉獄はトリの性器に自身の雄芯を突き上げる。
あまりの圧迫感にひっと喉を鳴らすトリ。
煉獄の腰の動きと共に、あん、あっ、と、短く喘ぐ。
パンっ、パンッと、腰のぶつかり合う音、ぐちゅっと卑猥な水音、
トリの喘ぎ声、煉獄の荒い息遣いが部屋に響く。
はっはぁっと、荒い息遣いをしている煉獄の髪の毛をトリはさらりと耳に掛けて、首にするりと両腕を回す。
余裕が無く、額に筋を浮かべて雄と煉獄の匂いが強い汗をトリに垂らしながら、腰の動きは止めず煉獄はトリを見る。
「きょ、じゅろッ、さんっ…好き…す、きッ」
「俺も、好きだッ…!」
トリは両腕で煉獄の顔を近付かせ、舌を出し、煉獄の唇を求めた。
それに答える様に、貪るように唇を舌を吸う。
じゅるっと舌を吸い取り、見つめ合いながら唇を合わせる。
(ぐっ…締まる…!)
トリは脚を煉獄の腰に絡め、ぎゅうっと抱きしめる。
煉獄の限界が近いのか、更に早く腰を打ち付ける。
「トリッ、中にっ…出すぞ…っ」
「あ、あんっ、、出してッ、んっ、、イク、い、くぅッ…!」
へにゃっと、脱力したトリは煉獄に身体を預ける様に力を抜く。
布団の側にあった水を頬張り、一口二口飲むと、トリにちうっと唇を塞いで残って水分を与える。
んんっと、くぐもった声をあげて喉の渇きを潤すトリ。
ぷはーっと、生き返ったーとばかりにトリが言う姿を見て、煉獄はくつくつと笑う。
「さて、そろそろ抜くか。」
と、煉獄は抜こうとしたが、トリはそれを拒み、ぎゅーっとしがみつく。
「やだ、もう少し杏寿郎さんとまだ繋がって居たいです…」
面を食らったかのような表情を見せた煉獄だが、すぐに眉間に皺を寄せて頭を抱える。
「…この、馬鹿者が…」
また馬鹿ってと言い切る前に今度はトリが、ぁんっと鳴いた。
中の煉獄の雄芯がまた大きく膨張したからだ。
「明日は非番だ、付き合ってもらおう」
「まって、、ぁッ、」
第二ラウンド開始。
翌日までトリを抱き潰して胡蝶に叱られる煉獄であった。
完