第1章 [煉獄杏寿郎]

「トリ…もう挿れて良いか？」
煉獄に腰をぐっと掴まれ、己のそそり立つ性器の熱を布越しに感じる。
「…駄目、だって言ったら…？」
と、煉獄の下着の布をずらして後ろ手で煉獄の性器をすりっと優しく触る。
赤黒く、血管の浮き出ていて卑猥な雄芯をトリの性器の入り口まで導き、くちゅりとお互いの体液を合わせる。
自分でした行為だが、卑猥な水音と自身の性器をなぞる煉獄の雄芯にびくりと身体を硬直させるが、直ぐに高揚の表情になる。


「…今のはトリが悪い」
「へっ？…んあぁっ！」

煉獄ははっと短く息を吐き、トリの腰を思い切り突き上げた。
煉獄の欲望に思い切り突き上げられた瞬間、んぁっ！と鳴き、トリは軽く達したのか、上手くまだ動けない。
その代わりにと言わんばかりに煉獄が下から自身の性器をトリの膣の中へと突き上げる。
「あ、ぁんっ、、！んんっ」
喘ぐ声が恥ずかしいのか、顔を背け指を噛むトリ。
こら、と腕を掴まれ煉獄の片手はトリの腰を掴み、下からトリを突き上げる。
「トリの、その声も表情も全て愛い…隠すな」
「や…っ、あぁっ…！んん、ん…っ」
そう、良い子だ。
と、トリを引き寄せて深く唇を塞ぐ。
舌を絡めながら、はふんと、とろんとした表情のトリ。
その表情を見て更に煉獄は腰を突き上げる。

突き上げるだけではなく、煉獄が腰を浮かせトリの腰を前後に動かし、トリの奥の子宮孔を狙う。卑猥な水音と、煉獄の雄芯がトリの気持ち良いところを叩くとその瞬間、きゅうっと締め付けるり
「あぁっ、んんっ、、お、くッ…杏寿郎さんの、当たって…気持ち…いぃッ…」
あとｯ…と、「この、いやらしい音、やだぁ…っ」
と、ちょっと恥ずかしそうにスンっと鼻をすすり、ぐずりながら喘ぐトリ。
男の耳元でそんな事をよくも…と、顔をしかめて、煉獄は身震いをした。
また、トリの性器の締め付けも、煉獄には酷い刺激になっている。
「誰が…出してる、音なんだかｯ！」
ひんっとトリかを喘ぐと、一度、煉獄の雄芯は抜かれ、トリの視界が逆転した。
煉獄がトリを抱き抱えて、トリに覆いかぶさる様に。
まるで獲物を捕らえた獅子の表情。