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ステラ

第2章 過去



ハッとして目の前に目を向けるとそこには斜面。
きっとどこかで巻かれてしまったのだろう。

「……帰らなきゃ」

そう踵を返すと、空が見えた。
飛ぶ感覚とは、こういう物なのかのんきに思っていると、次は背中を強く打ち付けた痛みが。

その衝撃は、私を動けなくするには十分すぎた。

また、ハラハラと雪が降り注ぐ。
寒い。冷たい。それ以外の言葉が浮かんでこなくなってゆく。

「助けて………」

その言葉を最後に、私の意識は暗闇に落ちていった。





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