第3章 出会い

何やってんだと笑うクルトさんに対して「すまない」と答える彼の表情はこれまでとは違い、ひどく動揺しているように見えた。

「あ…そういえば、私ここにきて何日たったんでしょうか」

「あ。えっとね……。今日で3日くらいかなぁ？」

「3日！？」

ど、どうしよう。
お使いに行ったっきり3日も帰らなかったなんて……。
今から帰っても許してくれるかどうか……。

「ここにいればいい」

さっきまで見えた動揺はないジェラードが一言告げた。

「え……？」