第9章 テスト騒動
~数日後~
ユキはマグマラシと北の森を散歩していた…
「…もうそろそろ何かしらシルバーのアリスを見つけないと…ね…マグマラシ…」
ユキが歩いていると枯れ木が多くなってきた…
「なにこれ…不気味…マグマラシ、戻って!!」
ユキはマグマラシをボールにしまった…
「お前が、氷雪ユキだな?…」
「!?」
…
…
…
…
…
一方、教室では…
「そう言えばユキちゃんは?」
「?そういえばさっきから見かけないね…」
「さっき北の森に向かうって言ってたよ~」
「(何か嫌な予感がする…)…俺、ユキを探してくる!!」
「まって、アリスがまだ分からない人が北の森に行くのは危険だから私とユキも良く!!!」
「うちも!」
「俺もいく…」
「ルカはユキのナイトだからな~」
「…うっうっさい!!」
「…(ユキのナイトだと!?)」
「?どうしたの?シルバー…妬いてるの?」
「…なんでもないっ!」
…
…
…
…
…
…
~北の森~
「氷雪ユキと紅蓮ユカの2人に潜在能力系から危険能力系に移動するようにそれぞれの親に連絡を入れたはずだが聞いていたか?」
「いや、全然♪むしろそんな命令誰が聞くかよ」
「…見かけによらず生意気だな…」
「お褒めの言葉ありがとうございます♪」
「…いや、褒めてない…」
「私もユカも危険能力系に移る気は1ミリもありません。」
「…そうか…だったら力づくで…!!!」
急に何かの匂いを嗅がされた…
「えっ!?(意識が遠のいていく…)」