第22章 アリス学園の過去と初校長
さっきからのばらちゃんの様子がおかしい…
蜜柑達はルカぴょんの結界のアリス石関連で話している…
…
…
「おい…どこへ行くつもりだ?」
「のばらちゃん…」
「棗君…」
棗君も気が付いてたらしい‥
「まさか…ペルソナに…」
「違う!!そんな事は絶対に…」
「だったら…説明しろよ…」
「私…私ペルソナの下に行きます…彼等を止める為に…」
「…」
「私の裏切りで彼等を暴走させているのなら…彼らと戦うのは私だけで良い…」
「お前…何言って…」
「蜜柑ちゃんをあの時みたいに傷付けたくない…」
のばらちゃんは泣き始めた…
…
…
…
暫くして…
結界が緩くなった…
「みんな!!早く集まれ!!」
一人を除いて…みんな蜜柑の所に集まり始めた…
「のばらちゃん!!」
「…」
ユキはテレポートの所から出た…
続いてシルバーも出る…
「2人とも!!どうしたんだ!!」
「テレポート体制始まっているよ!!」
「急いで!!」
みんなは口々に言っている…
「みんな…ごめん…後から必ず追いつくから…」
ユキはアリス石を投げた…
「じゃあ…」
「ありがとう…」
みんなを見送った…
「のばらちゃん…後悔しない?」
「うん…」
「来るぞ…風紀隊…」
ユキ達は…それぞれのアリスで攻撃した…
粗方敵を倒した後…
「また、派手にアリスを使ったものだな…おかげで居場所はすぐに分かったが…全く…3人とも失うには惜しい人材だ…命乞いにでも来たのか?」
「まさか!!のばらちゃんの意志を手助けする為よ!!」
「…どういう心境の変化だ?のばら…」
「…ペルソナ貴方を止める為に…もうこれ以上貴方が誰も傷つけないために…」
「お前たちは…何を…ルイ…八雲…いけ」
のばらちゃんは二人を見つめ…氷のアリスで凍らせた…
「のばらちゃん!!」
どんどんとのばらとペルソナの周りに氷が張り巡らされていく…
それと同時に風紀隊やルイさん達の氷が溶けて行った…
「氷のドーム!?中に二人が…!?」
ユキとシルバーも驚いている…
「ちょっと…二人とも…どうなってるの?」
「知らないですよ!!」
中の様子は見れても、声は聞こえない…
三人して騒いでいると…
また2人うるさいのが来た…
「よーちゃん!!…と颯」
「人をついでの様な呼び方…」
「そんな事より!!早くあの子を助けるのよ!!」