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運命を超えて

第22章 アリス学園の過去と初校長


「先生…もう学園に居られなくなるんでしょ?バカやっちゃったもんね私たち…」
「まだそうなるとは…」
「…離れても気持ち繋がってるから…もう迷ったりしない…初等部校長の所へは行かない…先生の変わり…まではいかないかもしれないけれど…あの子たちと一緒に…戻って来るの待ってるから…必ず帰ってきて…みんなの…私のとこに…」


…先生…
…ずっと小さい頃からの夢があるの…
…小さいようで私には絶対叶わないと諦めていた夢…
…昔きいた歌の様に大好きな人と一緒に暮らすの…
…小さな家で二人の子供たちに囲まれて…
…子供たちには決して寂しい思いはさせないの…
…二人で沢山愛して…いつもそばに居て…
…そんな家族をつくるのが夢だったの…
…「叶うよ…柚香…二人できっと…」


「RRRRRR……」
「ん?(こんな時間に電話?)」


~時空間~
「…この先をご覧になりますか?」
「えっ?」
「今まで見て来て…本来の目的である柚香さんがどういう方であるかはもう十分感じられたと思います…貴方の中でもう結論は出ているのではないかと…僕は推察しています…この先は…貴方にとって見るのが辛い事ばかりかと思われます…それでも見た方が良いのかどうかは僕には判断できません…」
「私も同感だ…」
「決めてください…どうするのかはあなた次第です…」
「ウチは…最後までちゃんと知りたい…この先をみたいです…」
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