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運命を超えて

第22章 アリス学園の過去と初校長


高校長が蜜柑に近寄る…
「始めまして…私は君の事実上叔父の間柄にあたる君の父親の兄です…こういう形で事実を話す事になるのは避けたかったが逆にこういう状況にならなければ一生話すことはなかった事実だが…すまない…」
「ウチの…お父さんは…どんな…」
蜜柑は動揺している…
「彼は…君が生まれる前に他界している…申し訳ないが…今はその事についてここで詳しく話している時間はない…」
「私達が此処へ君達をここへ呼び寄せたのは緊急に君の今後について話し合い行動に移すため…その為の我々の提案を納得して貰う為で…佐倉さん…君はこれからある人物とこの学園から脱出して外の世界で暮らして貰おうと考えています」
「その人物って…」
「…君の実の母親である安積柚香だ…」
高校長の一言に蜜柑はよろけてしまった…
「蜜柑!!」
「貴方方は一体…」
「鳴海先生…落ち着いて…」
「今回の騒動に関わってそこに居る日向をはじめ立場を悪くした生徒が大勢いる事をお忘れなく…」
「鳴海先生までこの学園から消えれば誰が彼らを支えサポートするのですか…」
「しかし…」
鳴海先生が言い返そうとすると…
「嫌や…みんなを放ってまたウチだけ助かれっていうの?」
「いや、蜜柑ちゃん違うからね…」
のだっちも何か言っているがユキは聞いていなかった
棗も何か言っていた…
「…何処の馬の骨ともわからねぇ奴にこいつは渡さねぇ「安積柚香」が俺たちがこいつを託しても良いと思う様な納得できる説明をしろ…」
「…佐倉には知る権利があります…」
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