第20章 体育祭騒動
「ユキちゃん…それと…」
蜜柑はモンスターボールをユキに渡した…
「これって…蜜柑のポケモンじゃない!」
「この子を守れるか不安でしょうがないねん…だから…「預けるって?」…うん」
蜜柑は悲しそうな顔をしていた…
恐らく…小泉ルナと初校長とペルソナが動き出したんだろう…様子を見るという形で…
ボールの中に居るピカチュウも心配そうに蜜柑の顔を見る…
「蜜柑…このピカチュウは貴方が卵から孵したピチューなんだよ…それに、不安なのはみんな一緒なんだから大丈夫だよ♪」
蜜柑はうつむいている…
「…そんなに不安だったら私のバオップを貸すわ…2匹も居れば少しは気が楽でしょ?…だから…そんな顔しないで…笑顔は人を元気にするんだよ…」
「うん♪ありがとな」
蜜柑は不安そうな顔をしながら言った…
多分、明日からの事を考えているのだろう…
イッシュに着いたらオーキド博士に言ってあの子を引き出そう…
…
…
暫くしてからユキと蜜柑は待ち合わせ場所に向かった…
蜜柑の事も気がかりだがイッシュでもやる事がある…
なるべく学園に戻るか…
ユキは考えていると着いた…
クラスメイトや冷たちも居る…
ルナと棗は来ていないようだ…
「3人とも気を付けるんだぞ!」
「お土産宜しくね…」
「…行くなら成果を出して来い」
「はい!じゃあ、暫くの間ポケモン世界に行ってきま~す!!」