第13章 年末年始と誕生日と?
~高等部・寮~
「お願いします!!ユキを助けてください!!」
(あのシルバーが…)
「…いきなり入ってきて…新年早々…迷惑極まりない…と言いたい所だが…何の真似だ…ボロゾーキンS…(イラッ…)」
「ユキちゃんは…ウチらを守るために…なので助けてください!!」
「…私からもお願いします…今後は…もうご迷惑をかけませんから…」
「…殿内…増幅のアリスを発動させろ…神藤…まだ増幅と治癒のアリスを同時に発動出来るか?」
「あっああ…」
「まだ…大丈夫です…」
「…誤解しないで貰いたい…私たちは病院に向かうまでの応急処置をしているに過ぎない…しかし…」
「迷惑の代償として…この子…氷雪ユキがこうなってしまったのか…話して貰おう…」
「…ああ…」
…
…
…
…
…
…
…
…
「…話しをまとめると…花姫殿の禁域の地下で危力系の奴らとバトルして…棗の妹を連れだし…その結果ユキちゃんはお前らを守る為に重体になったのか?」
「コクン…」
…
…
「…(怒)…コクン…じゃねー!!何やっているんだよ!!…このクソガキ共が!!」
「…まったく…ペルソナと言えば初等部校長の秘密私兵のようなものだ…厄介だな…」
「…今すぐ出ていけ…と言いたい所だけど…」
「…責任は全部俺にある…その為には…俺は…葵を連れて学園を出る…」
「棗!!」
「お兄ちゃん!!」
「お前…何言ってんだよ…」
「そうよ…」
「棗君…学校を離れちゃうの…?君は…本当にそれで良いの?」
「ユキ!!安静にしていろ!!」
「…だって…クラスメイトが居なくなっちゃうんだよ?…」
「ユキ…お願い…安静にして?…」
「…ごめん…ユキ…出て来て…ポポッコ…眠り粉…」
「ユカ…シルバー……」
眠ってしまった…
「…ごめんね…ユキ…」
「…くそっ…俺は…あいつを…」
…
…その頃…殿たちは何やら話していた…
…
…
…
…
…
「…こいつらのしでかした事件を霞む事が位の事件を起こすぞ…手が空いている奴らは行くぞ!!」
「シルバーは…ユキについててあげて…」
「えっ?」
「そうよ~ユキにはシルバーが必要なんだから…」
「ユキちゃん~行くよ~」
「はーい!!」