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引金の旋律【あんスタ】

第29章 学生編・中秋のNG HalloweenLive


今日は休日…にも関わらず皆ハロウィンライブの準備に追われていてアイドル科の生徒の殆どは朝から登校して各々、ハロウィンライブの準備に勤しんでいる。
先日、池上先輩に相談した案件も承諾は貰えたし必要な道具は此方で揃える手筈になっている。直接本人に相談したかったんだけど連絡先は知らないし人伝に聞くのも失礼だろうから池上先輩を通した。



「あ!この化粧品とか可愛いんじゃない?」

「いやいや、可愛さ求めちゃ駄目だろ…」

「そもそも何故、我々生徒会が化粧品の手配なんかを…」



度し難い、と眼鏡のブリッジを抑える敬人は一生懸命パソコンを見る。衣更くんも神妙な顔付きでパソコンに向かってるし楽しそうなのは桃李だけ。



「英智、こう言った手筈は詳しい者に任せれば良いのでは?」

「うーん…まだ皆には秘密にしておきたかったんだけど………実は皆のハロウィンライブの化粧や特殊メイクはNoGenderのマネージャーさんにお願いしてるんだ」

「えっ!?えぇっ!?姫さま!?」



どうしようスキンケアちゃんとしとかなきゃ、と桃李が目をグルグル回しながら弓弦にスキンケアの用意をさせる。始めは何とかおばけとか呼んでたのに病院で会った時からすっかり彼女に懐いてる。



「何故NoGenderのマネージャーなんだ」

「敬人も見ただろう?彼女の技術は僕達が知ってるメイクアップアーティストより優れてるよ」



あんなエリート学校に通ってるくらいだから趣味の一つだろうけどあの才能を放っておくのは勿体無い気がする。





※※※






「いいの?本当に告知するよ?」

「いいわよ。ちゃんと朱音様に許可は取ってるから」



クオンがそう言うとシオンがパソコンをカタカタと操作をする。ハロウィンライブの急なライブ放送の段取り、こんなのよく姫が許可したなぁーって思うけどライブ放送が決まったのは昨日で多分、一部の人しか見れない様にしてある。しかも決まったのは昨日に関わらず告知はライブを開始する一時間前。



「つか…何で僕、女装…しかもおっぱいキャラだし…」

「いやいや似合ってんぞ?」



ゲラゲラと腹を抱えて笑うレント。
結局皆でとあるアニメのコスプレをする事になって、それぞれがやりたいキャラクターを提案したんだけどシオンだけは意見が通らなかった。
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