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引金の旋律【あんスタ】

第28章 学生編・中秋のPassion


お勉強大好きなエリート学校の生徒がこんな場所に居るのは意外だし酒なんかを買ってるとなると少し不審。



『アタシもハロウィンライブの買出し』

「NoGenderもライブするのか?」

「む!我、興味ある!」



そこでずっとマネージャーを視界に入れない様にしてた神崎が食いつく。一応マネージャーも純粋な神崎を気遣ってかジャケットのジッパーを閉めてくれている。



「蓮巳殿や鬼龍殿から凄かったと聞いておる故に!」

「俺も朔間先輩や大神から聞いている。実際にライブをこの目で見てみたい」

『あ…有難う。でも御免ね?NoGenderのライブは来週末だし今回はメンバーの身内をVIP席に招待してるから君達を招待するのはちょっと難しいんだ…』



お酒飲む大人ばかりだしね、と肩を竦める。成程…だから酒を買っていたのか。別にとやかく言うつもりはねぇが未成年飲酒は法律で駄目だと決まってるからな。





※※※





しゅん、と落ち込む後輩達を見て智桜姫ちゃんは気まずそうに引き攣った笑みを浮かべる。まぁ席が余ってたとしても我輩達もハロウィンライブの準備で忙しいし観覧などは出来ないだろうが。



「ハロウィンライブをすると言う事はNoGenderも仮装なるものはするのかや?」

『まぁ一応は。ハロウィン関係無くなりそうですけどね』

「…と言うと?」

『皆アニコスしたいって言ってるんですよ…』



セットするこっちの身も考えて欲しい、と溜息を吐きながら眉間を抑える。そうか…忘れてたがNoGenderの化粧やヘアセットは智桜姫ちゃんが担当しておったか。



『アニコスするなら統一感出さなきゃ駄目ですし…時間も無いから困ったもんですよ』

「確かに全員が違うアニメのコスプレだったら見栄えがな…」

『皆さんもハロウィンの仮装とか決まってるんですか?』

一同「ある程度は?」

『じゃあ皆さんの仮装、楽しみにしてますね』



ん?それはどう言う意味だ。



『あれ?聞いてません?アタシ、天祥院さんに頼まれて皆さんの特殊メイク頼まれてるんですよ』

一同「!?」



やはり天祥院くんは読みにくい男だ。まさか智桜姫ちゃんにそんな事を頼んでいるとは。




















→To Be Continued.
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