第2章 イライ・クラーク
『最初見た時から千代ちゃんのこと気になってて……こういうことも、本当はもっと仲良くなってからって思ってたんだけど……扉を開けた途端、なんか我慢…出来なくなっちゃって……ごめん』
『あ、謝る必要なんてないです。……私も、う、嬉しかったですから……///』
そう私が言うと、ぱあっとイライが嬉しそうに笑って抱きしめてきた。
『ほんとっ!?えへへ、嬉しいな♡………千代ちゃん、好きだよ。まだちゃんと言えてなかったよね♡』
『〜〜〜///』
……っう!何だこの生き物は!尊すぎませんか!?
そう心の中で叫びつつ、はっと先程の招集のことを思い出す。
『イ、イライくん、早く食堂行かなきゃ!』
照れを隠すため、私は話題をそらそうとする。
『ああ、そういえばそうだね。じゃあ早く服きて一緒に行こ♡』
と、それに気づいて笑いながらイライは言った。