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理科教師が変人の件はチャリ部ではどうにもできんことを証明せよ

第2章 4月




相手が教師?


大人?


年6つ離れてる?

知らねぇよ。

んなこたァ。

こんなの根性論だ。


あーーー



早く会いてェ




センセ……?


いつか俺の物に…


できたら…










なんてことは俺の妄想にしか過ぎない。

こんなことにしても何もならねェ、

空虚な妄想。


大分前に会ったある女はある日こう言った。



『妄想、空想はどんッッッだけ考えようが、想像しようがぜーーーんぶ


自由だよ!だから…いつか会ったらこのときの光景、

思い出してね?』

女は泣きながら、


怒りながら、

笑いながら、


悔しそうに、



楽しそうに、



嬉しそうに、


言った。

ただ思い出せないのが


顔と声。

洋服は分かる。

軍服のようなボタン留め

紺色のボックスプリーツ

黒のニーハイソックス

茶色のローファー

髪はセミロング


後は顔だけなのに


それが思い出せず


身悶えし、


何かが痒くなる。



ただ。

俺に人生初めての教訓を与えてくれた女。


会いたい。


その気持ちだけが募る。

何を話すかは決めてない。


だって













自由



ダロ?

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