第4章 轟くんの屋根裏
〜1部屋目 寝かせてくれない〜
リルルside
「今日も疲れたな…」
『そうだね、そろそろ寝よっか?』
「そうだな」
実はこのやりとり3回目。
布団に入って、焦凍くんに後ろから抱きしめられてる状態なんだけど、何故か寝ようとしない。
『…焦凍くん?』
「どうした?」
『…寝ないの?』
「…もう寝る…」
そう言うとぎゅーっと抱き枕みたいに強く抱きしめられる。
『…ふふ、じゃあ、お休みなさいっ』
「…あぁ、お休み…」
まぶたを閉じようとしたその時だった。
『……っ⁉︎///』
焦凍くんの両手が急に私の体をゆっくり撫で始める。
「……なぁ、シたい」
この人のヤる気スイッチは本当突然すぎて、困る。
『…だ、だってさっき寝るってっ////』
「…お休みって言い方、エロかったから」
『…そんなこと、言われてもっ//…ま、まって…』
撫でる場所が、胸に集中してきた。
『…はぁ、はぁっ…』
「…ブラしてねぇからすぐ触れるな…」
そう言うと、服をめくって直接触ってきた。
『…ひゃっ、んっ/// ダメ、だって…』
「……なんでだ?」
『…あ、した早い、んでしょっ?…ひゃんっ///』
急に胸の突起を摘まれた。
「……ダメか?」
『……〜っ///』
そんな切なそうな声で、耳元で囁かれたら、ダメなんていえなくて結局、頷いてしまった。
「…キスしてぇ」
『…う、うんっ///』
そう言うと私はくるっと焦凍くんの方を向く。
暗いけどかっこいい彼の顔ははっきりわかるわけで相変わらず慣れない。
頬をするっと撫でると、軽くちゅっとキスされた。
「…続けるぞ?」
『…うん…っ///』