第1章 切島くんのお部屋
〜14部屋目 帰り際のキス〜
リルルside
鋭児郎くんの運転でいろんな場所に出かけた。
楽しい時間はあっという間で、いつの間にか車は私の家の前に着いた。
『今日は、楽しかったね!』
まだ車から降りたくなくて何回言ったか分からない台詞を言う。
「そうだな!また行こうな!気をつけて帰れよ!」
『ふふ、気をつけてって、もう目の前だよ』
2人して笑うけど、すぐ静かになる。
もう降りなきゃ、って思いながらドアに手をかける。
『じゃあまたねっ』て言おうとしたら、肩をぐいっと引かれたと思ったら、すぐ目の前に鋭児郎くんの顔があって、キスされていた。
ぎゅっと引き寄せられて、だんだんと荒々しいキスになる。
「…はぁっ、はぁ//、悪ぃ…
ーもう少しだけ、お前の時間を俺にくれっ///
14部屋目 帰り際のキス END