• テキストサイズ

もう迷わない辿り着けるまで〔気象系BL〕

第12章 番外編ある日の2人



「ちょっ…!!何してんだよ!?」

「いいから、いいから………………
黙って続けて……」


視界から消えたと思った翔は、
智の真後ろにいた。

椅子に座ったままの智の腰へと手を伸ばし、
シャツの裾から手を滑らせて
直接肌へ触れてくる。

「あっ、な、何する気だよ…!?」

「智が言ったんだよ?好きにしてって…」


不敵に笑う翔。


「そういう、ことじゃなくてっ…!!」


「智は何も気にすることないんだから
自分の仕事だけをしてればいいんだよ~」

「っ…」

これでどうすれば、気にしないで
仕事ができるんだよ。

そう思いつつも、智は溜息をつくと
仕方なしに再びペンを握る。

採点はあと二クラス分残っていた。


まぁ、放っておけば、翔もそのうち飽きて
どっかに行くだろう……

頭の片隅でそう思い、下半身から伝わる
くすぐったいような感触から採点に意識を集中させた。


「ほら、智先生!手が止まってるよ」

「んぁ、ァ…っく…!!」

行為はやめるどころか、
どんどんエスカレートして
翔の手は、既に智の下着の中にあったのだ。


少しずつ……、
少しずつ、焦らすように智自身を
追い詰めていく。


流麗な智の字体も、
徐々に形を崩していて。

それでも震える躰でなんとかペンを
走らせていく。

「ひぁァ!!」

翔の太い指が、
先端部を押し潰した。

レ点を描くペン先がグニャリと歪む。


「あーあ。こんな姿生徒に見せらんないよなー。

可憐な智先生が…
蜜を溢しながら採点してる姿なんてさー」

「っも…ヤだ…ぁ…!!」




/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp