第10章 紺青の享楽　～後編～　【伊達政宗】R18

その間も、莉乃が俺の熱に手を沿え、ゆるゆると撫で回してきた。


段々と下がっていった莉乃は膝立ちの姿勢になり、先程まで撫で回していたその先端に口づけする。



「莉乃、もういい、交代だ」



そう言って押し倒そうとしたが、



「だめ、って言ったでしょう？　まだ、、、終わってないの　」



そういって妖艶に微笑む莉乃に従うしかなかった。




先端を口に含み、口内で舐め回すように愛撫される。


くびれた部分に舌が這い回り、立っているのが辛くなってきた。


口をすぼめて吸われ気味に動き始め、その上下の動きのあまりの気持ちよさにため息が漏れる。



莉乃は左手を添えて上下の口淫を繰り返しながら、右手で袋をさわさわと触ってくる。


思わず腰が引けてしまうほど感じてしまい、奥歯を噛み締めた。

口いっぱいに俺を頬張りながら、上目遣いで俺に視線を絡めてくる。
こんなにいやらしく『奉仕』されたのは初めてだった。




莉乃の口角からは莉乃自身の汁と俺のが混ざり合い、顎にまでたれ始めていた。




続けられる刺激に、段々と吐精感が強まる。



はあはあと呼吸が荒くなり、腿がふるふるとしてきた。



・・・このままだとまずい。



血流の集まりが増してぐっと質量を高めた反り返るそこは…

快楽への発射がもうすぐ、というところだった。






と、突然莉乃はすべての動きを止める。


「！！」


もうすぐだった俺は、遠のいた感覚に思わず膝をついてしまった。





「政宗・・・私の中以外ではだめ」




「俺が全部受け止める」そう言ってしまったことを後悔した。


予想もしなかった莉乃の愛情表現は…俺を狂わせさらなる欲情に飲み込まれた。


「お、お前なぁ…　　俺がここまで追い込まれたのは初めてだ」



「追い込んでないよ？　
いつも政宗がしてくれていることを、お返ししたかったの。

いつも私ばっかりだから…

私もちゃんと政宗のこと愛してる、って体で表したい。」




そう言うと自分の着物の帯を緩め、襦袢とともにパサりと落とした。