第30章 御伽の国の姫~別館~【豊臣秀吉】R18
こする指はそのままに、もう片方の中指を蜜穴に沈ませていく。
莉乃の背中がしなり、白い首が反った。
声も・・・今までより艶が増す。
どうやらこれも感じるらしい。
中からは露が溢れてくるが、中に沈めた指はぎゅうぎゅうと締め付けられ、抜くのに躊躇するほどだった。
「莉乃の中、狭いな。
こんな狭い中に入れると思うと・・・怖いくらいだ」
緩く出し入れを繰り返し、莉乃が高まっていくのを見ている。
蒸気した肌に、少し困ったような目、半開きの唇。
そしてそこから漏れる短い呼吸。
今すぐに突き入れたいほど、欲情した顔つきだった。
劇中では『天女』と称されていた莉乃の姿からは全く想像できないほど、厭らしい。
その姿を独り占めできているという満足感と優越感。
莉乃の呼吸がだんだんと早くなり、声の上がり方も変わってきた。
出し入れする指を早め、こする指にも若干の強さを加える。
「ひで、よしさぁんっっ、だめっ 、だめっっ」
俺には身体的な刺激はないが、この艶のある声で名前を呼ばれると起立した部分がさらに大きく跳ねる。
直後、莉乃の身体が仰け反り、中を締め付ける感覚が強くなり・・・果てたのが分かった。
締めては緩くなるその中の感覚を指で味わう。
生暖かいものが伝わる感覚を覚え、俺の熱塊を見ると・・・
まるで莉乃に合わせて果てたのように先から露が垂れていた。
「莉乃・・・いいか?」
まだ肩が上下している莉乃はこくりと頷く。