第25章 青葉の光明 【伊達政宗】 R18
石鹸を泡立て、政宗の体に乗せていく。
政宗 「はぁ~、やっぱりお前と入る風呂が一番だな」
私は広い背中を泡で滑らせながら、再び触れ合う喜びを噛み締めていた。
「色々と、上手くいったの?」
政宗 「あぁ。 またしばらくは俺がいなくても大丈夫だ」
「そっか、それなら良かった」
___政宗は信長様と同盟を組んでいる。
自身の城『青葉城』は家臣に任せ、今は安土に滞在していた。
しかし時々は城主である政宗にしかできない政務を行うために戻っていて、今回も約1ヶ月ほど青葉城に戻っていた。
今回帰城したのは新たな役職を制定するため。
現代で言うところの、『着任式』のためだった。
首尾よく事が進み、先程安土の御殿に戻ってきた。
長旅の疲れを癒すため、恋仲である莉乃と湯を浴びに来たのだった。___
政宗 「俺がいない間、いい子で待ってたか?」
「ふふ、それはどうでしょう~」
いたずらっ子の目でふざける莉乃に、政宗はにやりとする。
政宗 「へぇ、俺を焚きつけるのが上手くなったな。
そんなこと言って、覚悟しとけよ。」
もう何十回も莉乃の裸は見ているのに、毎回、その姿に見惚れてしまう。
離れていたこの1ヶ月、政宗は莉乃に逢いたくて、抱きたくて、仕方なかった。
それを証明するかのように・・・
背中を泡で撫でられていただけで、1ヶ月分の欲望が爆発しそうになっていた。
政宗の気持ちが伝わったのだろうか、
背中を洗っていた莉乃が後ろから腕を周し抱きしめてくる。
柔らかい乳房が背中に押し付けられ、泡の滑りと相まって・・・
すぐにでも組み敷きたい欲望で狂いそうになっていた。
そんな余裕のない姿を見せたくないと政宗は渾身の自制心で押し込めてはいたが…
それを莉乃の小さな手があっさりと崩したのだった。