第2章 真紅の彼方 ~後編~ 【織田信長】R18
私の顔のお両側に腕をつき、組み敷く信長様。
最初のゆっくりとしたものとは違い、お互いを貪り合うような口づけが繰り返される。
耳から首、鎖骨へと降りてゆく信長様の唇を感じつつ
同時に…
私も手を伸ばし、信長様の耳の形を沿うようにゆっくりと指でたどった。
ぴくりと愛撫が止まる信長様。
形の良い耳からたくましい首筋、肩へ…
触るか触らないかの微妙な加減で撫でおろしていく。
厚みのある胸板を通り、小さな突起にたどり着いた。
「貴様、、、」
苦しそうに信長様が呟く。
「私にも、あなたに触れさせて…」
先ほど私がされたように、信長様の突起を人差し指でなぞる。
周りの輪にも沿うようにゆっくりと円を描いていると、突起の硬さが増した。
親指の腹を使って中心の突起を擦り上げると、
「っく・・・」と声が漏れる。
いつも冷静で感情の読めない信長様が、私の指に感じてくれている。
その事実が私の内なる熱量をさらに上げた。
信長様の胸の突起からさらに指を下ろし、割れた腹筋、小さなへそを通って、まだ腰に止まっていた帯に指がかかる。
「そこまでだ」
低い声で言うと、私の両手を左手一つでまとめ上げ、褥に縫いとめる。
両手が不自由になった私は、信長様の愛撫に身を委ねるしかなくなった。
熱い唇があちこちに降ってくる。
だんだんと場所を変えるその唇が私の胸の突起を捉え、舌全体を使って舐めあげ、さらに唇で挟むように甘噛みされる。
「んっっ、んぁぁ」
思わず背中が仰け反り、その体勢が余計に突起を丸ごと深く含ませてしまう。
いつのまにか自由になっていた私の両腕は、左右を責め立ててくる信長様に為すすべもなくなっていた。
片手で私を抱き抱えるようにしていた信長様は、もう片方の手で腿をなで上げてくる。
反射的に足を閉じようとしてしまう私に
「力を・・・・抜け」
そう言うとぎゅっと合わさっていた腿の間に手を滑り込ませてきた。
内腿の柔らかい肌の感触を楽しむように何度も撫でられながら、その手がだんだん上がってくる。
私の熱の中心に向かって。
しかし…