第18章 傾国の紅粉　【豊臣秀吉　編】　R18

今まで経験したことのない体の変化に驚いているのだろう。
なんと答えてやればいいのか分からないが、不安にだけはさせたくなかった。



「莉乃が俺を受け入れるために準備してるって事だから安心して、俺に任せろ」


こくこくと頷く莉乃の可愛らしさと妖艶さに、早く繋がりたい気持ちをぐっとこらえ、先を続ける。



「莉乃、指を入れるから力、抜いててな」


一瞬、腿が閉じかかるが、反射的な反応だろう。
初めて他人に触られているんだ、仕方ない。


唇、頬、耳、首筋へと口付けを落としながら、中指を慎重に沈ませる。


「んんんーーーーーっっ」



莉乃の腰が左右に揺れ、イヤイヤと言っているようだった。
中に半分位入った指が、ぎっちりと締め付けられている。


動かさないほうが良いと判断した俺は、動きを止めた。



「莉乃大丈夫か？痛いのか？？」


ハッハッと浅い呼吸を繰り返す莉乃は

「なんだか、すごく…　中がめいいっぱいになってる感じ…
苦しいような」



ふぅ、指半分でそれか…　
これは俺にとっても厳しい戦いになりそうだ。


「もう少し、我慢してな」


そう言って止まっていた指をさらに先に進める。

莉乃の中はもうすでに熱くて、俺の指を締めつけ、奥に進むのを拒むような狭さだった。


「んん、、あぁっ、あぁっっ」

背中が反り返り、腰が浮く。
目はぎゅっと閉じられ、握られた拳は震えていた。


「もう少し、がんばれ」

こんな時にかけてやる上手い言葉が見つからない。




時間をかけ、やっと中指の全長が中に収まった。


「莉乃、指は全部入ったんだが…
動かしても平気か？　
無理ならもうやめよう、我慢してするもんじゃない。」


「だ、大丈夫。大丈夫だから」


俺に言っているのか、自分に言い聞かせているのか…



ゆっくりと、指の抜き差しを始めた。

胸と耳への愛撫でその箇所に濡れはあるものの、指を動かすたびに眉間に力が入っている。


男は初回から快楽に溺れられるが、女は違う。
苦しそうにする莉乃を見て、俺の気持ちの方が折れそうだった。



「莉乃、やっぱり今日はもう止めた方が…」

すると、莉乃はとんでもないことを言い出した。