第17章 傾国の紅粉　【明智光秀　編】　R18

体を引いて私から塊を抜いてしまったその代わりに


中指と薬指が同時に入ってきた。
差し入れられた指がまた激しく攻め立ててくる。



「どう、して・・・」


そう言いながらも、指がもたらす気持ちの良さにまた駆け上がってしまい、堕とされてしまう。




「んんっっーーあぁっっ！！」


息を整える間もないまま・・・


今度はまた光秀さん自身が入って来た。
その硬さと質量に背中が反り返ってしまう。




果てたばかりで弛緩を繰り返す中に、堅い欲の塊が抜き差しされる。



「だめっっ、待って・・・

果てたばかりですっ、、、動かないでっっ・・・」



いやいやと腰をよじるも、



「『快楽に喘ぐその姿をずっと見ていたい』と言ったろう？」



またも激しく打ち込まれる熱に、３度目の波がやってくる。
声すら出ないほどの大きな波が・・・


光秀さんから与え続けられる熱に、抵抗する気ははもう残っていなかった。


もはや焦点が合わせられないほど、がくがくと打ち揺らされる体。




揺れる目線が光秀さんの表情を捉える。


何かに耐えているような顔をしていた。



光秀さんも駆け上がっているんだ、
私のために我慢してくれてる・・・


そう直感した私は、




「みつひで、さん、、、が欲しい」


引導を渡した。

私だけじゃなく、光秀さんにも堕ちて欲しい・・・




一瞬目を細めた光秀さんは、


「承知した」



そう言うと、腰をぐっと深め、私の最奥で・・・果てた。




その瞬間の光秀さんは少し苦しそうで、でも色っぽくて。

私しか知らない表情を見れて・・・幸せだった。






つながったまま。

短い呼吸の合間に、口づけが降ってくる。



しばらくの間そうしているが・・・



「光秀さん、お隣に来ませんか？」


私の上でつながったままの光秀さんを不思議に思い、声をかけた。