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Good old fashioned lover boy

第15章 Extra edition2


その言葉を聞いた途端、流れてる時間が全て止まったように感じた。
ハッと我に返った時も今ここで言われた言葉に頭が追いついていなかった。
「ジョ、ジョルノあなた今なんて…」
私が言葉を発したと同時に「彼」はゆっくりと立ち上がり、私をそっと自分の腕の中ヘと抱き寄せた。
「貴女が混乱するもの無理はないです。
ですが僕は1年前の今日、貴女と再会して恋人の関係になってからずっと将来のことを考えていました。
手紙にも書いたように、聡明で清らかな心を持つ貴女は僕を温かく照らしてくれる光のような存在です。
この街を守るのがギャングである僕の使命ですが、その街にいる貴女自身も守りたいのです。
でも、そればかりではなく僕がずっと秘密にしてたこの名前と共に僕の生涯を捧げようと決心したんです。」
「この名前が、そうなの…?」
「はい、シオバナハルノ…僕がジャポネにいた頃の名前です。」
「シオバナ、ハ、ア…えっと…」
「無理もないですよね、この国の言葉にはhの発音がありませんから。
だけど、この名前を貴女にだけは覚えてて欲しいんです。僕の決意表明と共に。」
ようやく事の重要さに理解した私は大粒の涙が一気に溢れてきた。
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