第78章 禁じられた遊び
「っ…くっ…そんなに必死になって強請らずとも、くれてやる。だが…まだ早いぞ、朱里、もっと俺を愉しませよ………光秀っ」
「はっ……」
首に縋りつく私の背中を、宥めるように撫でながら、信長様は不意に光秀さんに声を掛ける。
その瞬間、光秀さんに見られながらシていることを自覚してしまった私は、恥ずかしくて信長様の首筋に顔を埋めた。
「くくっ…光秀、貴様も見ているだけでは退屈であろう?」
「ふっ…お許し頂けるなら、俺も……御館様を愉しませるお手伝いを致しますが…?」
「ふっ…それも悪くない…よい、許す」
ニヤリと笑い、光秀さんへ、クイっと顎で了承の合図をする信長様
それを受けて、口元を緩め不敵な笑みを浮かべた光秀さんに、信長様に抱きついていた私は気付けなかった………
「んっ…信長さまも…脱いで?」
首に縋りつきながら、上目遣いで強請られて、ズクっと腰の辺りに熱い疼きを感じる。
潤んだ瞳に、この上なく欲情させられて……帯を解く手が逸る。
胡座を掻いたままで着物の前を開くと、下帯からはみ出しそうな勢いで怒張する一物が姿を現す。
「っ……あっ……」
はち切れんばかりに膨らんだモノを目にして、驚いたように目を見張る朱里が堪らなく愛おしかった。
愛らしい……愛らしいがゆえに、思いきり汚してしまいたくなる。
「朱里…貴様のその愛らしい唇で俺を愉しませよ……分かるな?」
耳元で甘く囁きながら、艶やかな唇を指先でツーっとなぞっていくと、朱里の華奢な身体がぴくんっと震える。
「……この唇で…な、上手く出来たら褒美をやろう」
「っ…うっ……」
言われた意味を理解したのか、頬を赤く染めながら足の間に跪いた朱里は、天を衝く一物におずおずと震える手を伸ばした。
「ゔっ…くっ……」
愛しい女の手に触れられた一物は、ビクンっと歓喜に震え、恍惚の涙をトロリと零す。
俯いた朱里の顔に落ちかかる黒髪を、そっと耳にかけてやる。
指先が耳朶に触れただけで、ピクリと身体を揺らす愛らしい様子に、思わず口元が緩む。
中途半端に乱れていた着物を襦袢ごと一気に剥ぐと、白く艶やかな裸体が露わになる。
「っ…やっ…あぁ…」
背後に控える光秀の視線が気になるのだろう、露わになった肌を隠そうと、恥ずかしそうに身を捩っている。