第69章 接待〜甘く解して
「っ…はぁ…信長様、いかがですか?お疲れ、少しは、取れ、ました?っ、はぁ…まだ、固く、凝ってるとこ、ありますか?」
朱里は、はぁはぁと息を乱しながらも、身体を揉む手は止めようとしない。
その一生懸命な姿がいじらしい。
自分も疲れているだろうに………
今宵はこのままゆっくり休ませてやろう、そう思う気持ちもなくはないのだが……
「ん、だいぶよくなった…だが……」
「…えっ?っ、きゃっ…!」
上半身をぐいっと捻ると同時に、朱里の腕を引き寄せながら身体を反転する。
次の瞬間には、俺は仰向けになって朱里を腕の中へと閉じ込めていた。
「やっ…な、何を……」
「朱里、貴様の指圧はこの上なく心地よかった。すっかり凝りが解れたわ。だが……まだ足りん」
「っ…で、では…今少し、お揉み致します…どの辺りですか?」
「くくっ……ここだ」
抱き締めたまま朱里の手を取り、己の下半身へと導く。
硬く滾った熱い塊へと……
「やっ…やだっ…の、信長さま、ここは…」
慌てて引っ込めようとする手を上から押さえ、耳元へ熱い吐息を注ぐ。
「くくっ…ここはまだ解れておらんようだぞ」
「や、だっ…そんな…んっ…だめっ…」
朱里の手を押さえたまま、下帯の上からすりすりと形を確かめるように擦らせる。
朱里は羞恥に頬を赤く染め、俺の上から逃れようと身を捩る。
だが、俺にとっては、そんな仕草もまた愛らしいだけであり、易々と足を絡めて動きを封じてやった。
「やっ…離してっ…」
「ふっ…貴様から乗ってきたのだぞ?あられもない格好をしおって…」
捲れた裾から覗いているふくらはぎを、するりと撫でてやる。
「っ…あっ、んっ…そんなつもりじゃ、ああっ…」
それだけでビクッと腰が跳ねる。
「あっ、やっ…待ってっ…お願いっ…」
可愛いお願いも聞いてやれそうにない。
夜着の裾を更に乱して手を滑り込ませると、今度は太腿を撫で上げる。
「っ…うっ……」
「ふふっ…手が止まってるぞ?」
下半身に触れたまま止まっている朱里の手を、上からグッと押さえつける。
それだけでも堪らなく気持ちがいいが、一物はその先を期待しているのか、じわりと涎を垂らしている。
「あっ…やっ、ん…」