第10章 小さな恋敵
静かな天主に響く淫靡な水音
ピチャ ピチュ チュ プチュ
ジュッ ジュル ジュプ ジュルジュルッ
「っ、あぁ、ふぁ、んん、ダメぇ、そんなにしちゃ、やぁ」
信長様の舌が私の蜜口に差し込まれ、奥のイイところをツンツンと突いてくる。
突かれるたびに身体の奥がジンジンして、とろとろと蜜を溢す。
時折、こぷっと中から蜜が吐き出されるのを感じて恥ずかしくて顔を背ける。
信長様はとめどなく溢れ出る蜜を舌を大きく使って、ベロンと舐め取る。
舐め上げた拍子に、蜜口の上の固く尖った蕾に舌が触れて、これ以上ない快感に襲われる。
「んああぁ、やあぁん、だめぇ」
「ふっ、声が大きい。江が起きても知らぬぞ」
口を塞ぐように深く唇を重ねられ、はっと我に帰って隣に眠る江姫をチラリと見る。
(っ、よかった。ぐっすり眠ってる)
安心してほっと息を吐いた瞬間、グチュという音とともに蕩けた蜜口に指が挿れられ、内壁を激しく擦られる。予期せぬ激しい愛撫に腰が砕けるほどの快感が襲い、あられもない声を抑えられない。
「ああぁ、信長さまぁ、やだぁ」
「くくっ、大きな声を出すなと言うに、聞き分けのない女だな。
……仕置きが必要か?」
信長様は蜜口から指を抜き、脇の下に手を差し入れて私の身体をひっくり返す。
うつ伏せになった腰に手を添え、ぐいっと引き上げられる。
信長様の目の前にお尻を突き出すような恥ずかしい格好になってしまい、羞恥心から涙が滲んでくる。
(やだ…こんな格好…全部見えちゃう…)
「っ、信長さま?」
「よい眺めだな。いやらしい蜜が脚まで伝っておるぞ。
ここもこのようにヒクついて…俺を誘ってるのか?」
「あっんん、やぁ、見ないでぇ」
触れられず、ただ見られているだけなのに、
もう自分でも分かるほど蜜が溢れて褥を濡らしていた。