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永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第51章 薄明の悪戯


ある日の天主にて

「……んっ…ん…」

何となく寝苦しくて目覚めると、部屋の中はまだ薄暗く、夜明けまでにはまだ少しあるようだった。

隣で横になる信長様を見ると、まだ眠っておられる。

(ふふ…ぐっすり眠ってらっしゃる。
ここのところ、城移りの準備やら何やらで、いつにも増してお忙しいみたいだから……お疲れなのだわ)

昨夜も私が湯浴みから戻ると、先に湯浴みを済ませておられた信長様は、褥で肘を枕に横になりながら、そのまま眠ってしまっておられた。

眠りの浅い信長様には珍しく、私が隣に身体を寄せても目を覚まされなかった。

(綺麗な寝顔…睫毛が長くて、鼻も高くて…唇、色っぽいな…)

この、少し薄い唇が、いつも私の身体の隅々に強く吸い付いて紅い華を咲かせる。
口づけられれば、甘く蕩けてしまう。

美しい寝顔をじっと見つめていると何だかドキドキしてきてしまって、慌てて顔を背けた。

けれど……逸らした視線を何気なく下に向けた私は、意図せず、寝顔以上にドキドキする羽目になったのだった……



(…っ…ゃ…これって……)

何気なく信長様の足の方へ視線を向けた私は、足の間の辺りの夜着が、不自然にグッと持ち上がっているのを見てしまい…一気に胸の鼓動が早くなる。

(ゃ…なんで…これ…勃ってる??)

初めて見る現象に、全く訳が分からない。
昨夜は交わっていないし、今だって信長様の身体には指一本触れていない。信長様は相変わらず眠ったままだ。

それなのに、ソコはこんもりと盛り上がり、存在を主張している。

(っ…ここ、どうなってるんだろう…見たい、けど…)

チラリと信長様の様子を見ると、全く目を覚ます様子もなく、軽い寝息が聞こえてくる。

(ちょっとぐらいなら……いいかな?)

心の臓が煩いぐらいに音を立てている中、信長様の夜着の腰紐を緩めて、震える指先で裾を割る。

筋肉質で引き締まった逞しい太腿が露わになり、少し開いた足の間からは、下帯からはみ出さんばかりに膨らんだモノがチラリと見えている。

(ゃ…おっき…い…)

そっと下帯の上から触れてみると、そこだけ熱を持ったように熱くなっていて、思わず『はぁ』っと吐息を漏らしてしまった。

慌てて口を押さえる。よかった…聞こえてない…

(どうしよう…直接触れたい…)

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