第41章 幸せな時間
「くっ…相変わらずよく締まるっ…。吸い付かれておるような…」
「ああぁ…もぅ…いやぁ…はぁ…」
緩い抽挿を繰り返しながら、信長様の大きな手が背後から胸へと回り、指で敏感になった尖端を摘み上げる。
その瞬間、ビリビリと雷に打たれたような刺激が頭の中を突き抜けた。
「いやああぁ…あっ…あぁ…はぁ」
「うっ…くっう…はっ…」
信長様は低く呻くと、私のナカからズルリと一物を一気に引き抜いた。
引き抜かれた一物は、ビクビクと脈打ちながら勢いよく熱い白濁を飛ばし、それは私の腰の辺りにかかる。
(えっ?)
いつものようにナカに出されると思っていたので、一瞬何がどうなったのか分からなかった。
信長様は、はぁはぁと荒く息を吐きながら、乱れた呼吸を整えている。
「っ…はぁ…じっとしておれ。今、拭いてやる」
腰から背中の辺りに飛び散った白濁液を手拭いで拭き取って綺麗にしてくれる。それから、ぐちゃぐちゃに濡れた私の股の間も、優しく拭ってくれながら……
「…子に何かあっては困るゆえな…ナカには出さん」
「…信長様…」
久しぶりの触れ合いに心も身体も満たされて、ぴったりと寄り添って褥に横になる。
「身体は辛くはないか?腹に負担がかからぬようにしたつもりだが………」
「はい、大丈夫です。優しくして下さったから…」
いつものような意識を失うほどの激しさはなかったけれど、子を気遣って大事に大事に愛して下さった。
その気遣いが嬉しかった。
信長様は私の肩を抱き寄せて、ゆっくりと髪を梳き始める。
何度も何度も………
その優しい手つきに、情事の後の疲れもあってか、次第に眠気を誘われて目蓋が重くなっていく。
(ん……心地いい。信長様…大好き…)
満たされた心地で、私の意識は次第にまどろみの中に落ちていった。