第41章 幸せな時間
壊れものを扱うかのように、ゆっくりと褥の上に降ろされると、髪を優しく何度も梳かれる。
顔に落ちかかる髪を耳に掛けると、露わになった耳朶に唇を近づけ、尖らせた舌で耳の窪みをつーっとなぞっていく。
「…あっ…ふ…あんっ…ああ…」
耳から首筋へと伝っていく熱い舌の感触に、ぞくぞくと背筋を快感が駆け上がっていく。
(あぁ…気持ちいい…身体が熱い…)
久しぶりの触れ合いに、すぐに身体が反応して火照りだす。
「…んんんっっ!…あぁ!…はぁんっ」
首筋から降りてきた熱い唇に、胸をチュウっと吸われて、いつも以上に大きな喘ぎ声が出てしまった。
(ゃ…あ…なんで?胸、すごく感じる…)
「くっ…どうした?いつも以上に良い声で啼くな」
私の反応に気を良くした信長様は、胸を執拗に愛撫する。
片方の胸を下から上へと持ち上げるように激しく揉みながら、もう片方は胸の尖端をクニクニと押し潰すようにして弄ってくる。
胸への愛撫だけで身体の奥が疼き、秘所が蜜に濡れてくるのが自分でも分かって、思わず両足を擦り合わせていた。
両手で胸を揉みながら、信長様の唇はだんだん下へと移動する。
お腹の上を、何度も啄むようにチュッチュッと口づけられて、くすぐったくて身を捩る。
「…んっ、くすぐったいです…」
「…腹が少し出てきたか?しかし、この下に子がおるとは…いまだに信じられん…女の身体とは不可思議なものだな」
「ふふ…これからどんどん大きくなるそうですよ……あっんっ!ひぃ…あぁ…信長さま…」
不意打ちのように割れ目に尖った舌が入ってきて、ビクンっと腰が浮いてしまう。
チュッ ジュルッ ジュルッ ピチュッ ズズズッ
「…ひぃやぁ…んんっ…あっ、はぁ…」
(…熱い…信長様の舌が中に…舌が触れたところから熱が広がっていくみたい…)
「…今宵はまた随分と…濡れておるな…ふふ」
「っ…あぁ…だめぇ…そこで喋らないでぇ…」
ぐちゅぐちゅに熟れた蜜部は、信長様の吐息がかかるだけで感じてしまい、生き物のようにひくひくと蠢いている。
(っ…私、どうしちゃったんだろう…こんなに感じるなんて…身体中が敏感になっちゃってる。少し触れられただけで…疼いて抑えられない)