第6章 初めてのご奉仕
褥の中で強く抱き合いながら、互いの身体に触れたり、軽い口づけを繰り返したりしながら戯れあっていると、腰の辺りに当たっていた信長様のモノがまた少し大きくなったのを感じる。
自分との触れ合いで欲情して下さってるのだ、と思うと愛しさが増してきて思わずまた脚の間に手を伸ばす。
そんな私の様子に優しげな笑みを浮かべて、固くなった男根に伸ばした私の手に自身の手を重ねながら、
「ふふっ、貴様と触れ合っていると、何度でもこのようになるのだ。欲は尽きることがない」
「っ、嬉しいです。私も何度でも信長様を愛したいです」
(信長様の全てが愛おしい。何度でも気持ち良くなってほしい…)
再び動き出そうとする私の手を制しながら、信長様が優しく囁く。
「………だが、今宵はもうよい」
「…えっ?………でも…」
「これ以上されると、抑えが効かなくなるわ。貴様を無理矢理にでも抱いてしまいそうになる……それは困るであろう?」
悪戯っぽい笑みを浮かべて口の端をあげる、その表情がとても色っぽくて『このまま抱かれてしまいたい』という背徳的な想いにかられる。
熱に浮かされたような顔の私の額にそっと口づけ、優しく髪を梳いてくれる信長様。
その優しげな手付きに、次第に目蓋が重くなり私は穏やかな眠りに落ちていった。