第20章 大晦日の夜
グチュッ グチュンッ!ヌプヌプヌプッ
「ひっああぁ……やあぁ…ん!」
蜜が溢れてぐちゃぐちゃに蕩けた蜜口に、限界まで反り返った己の一物を一気に挿し入れる。
朱里の腰を掴み、もう一度壁に手をつかせて激しく抽送を繰り返す。
パンッパンッという肌と肌がぶつかり合う音と、二人の結合部から漏れ出る蜜が泡立つ音だけが天主に響き渡る。
いつの間に年が改まったのだろうか…除夜の鐘はもう聞こえなくなっていた。
(ふっ、我ながら煩悩まみれよな。
この女の前ではこの俺もただの男に成り下がる。
…だが、それでよいとも思う。
朱里となら本能のまま生きられる…己の心を偽る必要なく、ただ本能のままに……)
「朱里」
愛しい女の名を呼んで、その快楽に溺れた愛らしい顔を見るために顎をクイッと掴んで後ろを向かせると、深く深くその唇を奪う。
「んんっ…ふぅ、あぁ…信長さま…」
すがるように俺の名を呼ぶ、その艶めかしい姿に反応した一物が朱里のナカで更に膨れあがり、ビクンと跳ねる。
「…くっ、朱里っ、出すぞっ!」
ドビュッ ビュル ビュルッ ビューッ
朱里の身体を壁に押し付けながら、腰をグリグリと擦り付けて一滴残らずナカに注ぐ。
汗ばんだ肌が乱れた襦袢に張り付いたみだらな姿の朱里がこの上なく愛しくて、果てた後もそのままで強く抱きしめ続けた。