第100章 君に詠む
ーちゅっ…ちゅうぅ…ピチャッ…クチュッ…グチュッ…
「んっ…ぁっ…はぁ…やぁっ…」
次々と襲い来る快感に堪えられず、寝台の上で身を捩る。
身に纏う衣は既になく、大きく左右に開かれた足の間には信長様が顔を埋めていて…ぴちゃぴちゃと卑猥な水音が絶え間なく聞こえていた。
「ぁっんっ…やだぁ…そんな舐めちゃ…ぁっ…ふぅ…」
熱い舌が割れ目の上をざらりとなぞり、ぷっくりと膨らんだ蜜芽をピンっと弾くように強めに舐め上げると、あまりの気持ち良さに腰が跳ね上がる。
頭の中が真っ白になるような強烈な快感から逃れたくて、思わず信長様の頭を押さえてしまった。
ーぐちゅううっ……
「ひっ…うっ…やっ…はぁっ、ンンッ…くっ…」
ぐちゅぐちゅに蕩けて唾液と蜜でたっぷりと濡れた穴に、グプリと熱い舌が挿し込まれた。
泥濘んだナカに溜まった蜜を掬い取るように奥まで深く舐められると、意に反して開いた足がガクガクと揺れてしまう。
「やっ…んっ…やっ…ダメっ…それ、やだぁっ…」
奥からじゅわっと新たな蜜が溢れてしまったのが分かり、恥ずかしくて堪らない。
思わず、空いた手で顔を覆う私を、信長様が許してくれるはずもなく……
「っ…朱里、隠さず全て見せよ。貴様の蕩けた顔を見られるのは俺だけだろう?」
蜜に濡れた口元を拭いながら、やんわりと私の手を剥がす信長様は悪戯っぽく口角を上げる。
その仕草はひどく妖艶で、一瞬も目が離せないほど艶めかしい。
「やっ…んんっ…だめ…見ないで…」
目が合うのが恥ずかしくて顔を背けると、消え入りそうな小さな声で訴えた。
「んー?聞こえんな」
言いながら、愉しそうに口元を緩めた顔がグイッと近付いて、鼻先が触れ合いそうな距離で見つめられる。
「っ…意地悪っ…」
「くくっ…貴様に意地悪できるのも俺だけだからな」
そう言いつつ、チュッと唇に優しい口付けが一つ落とされる。
「んっ…ぁっ……」
「朱里、愛してる」
囁くような優しい愛の言葉とともに、チュッと音を立てて頬に唇が触れる。
「ぁっ…ふ……」
「もっと見せよ。蕩けた顔も、愛らしい啼き声も、淫らな身体も…全部、俺にだけ見せよ。貴様の全てが見たい」
「んっ…あぁっ……」