第99章 新たな出逢い
「あぁ…も、やぁ…あっ…」
絶頂を迎えたばかりで整わぬ息を荒く吐きながら、くったりと身を預けてくる朱里の腰に腕を回して優しく抱き止める。
「ふっ…愛らしく果てたな」
愛液でべっとりと濡れた指を艶めかしく舐めながら、愛おしげに鏡越しの朱里を見つめる。
その何気ない仕草が堪らなく色っぽくて、朱里もまた、鏡越しの信長をうっとりと見つめていた。
(んっ…信長様の視線にドキドキする…っ…こんな格好でイカされて恥ずかしいのに…また、感じちゃう…)
「朱里、見よ。貴様のココは随分と物欲しげに口を開けておるぞ。くくっ…指だけでは足りぬらしい」
「や、んっ…そんなことないっ…あ、んっ…もぅ、だめっ、意地悪しないで、信長さまぁ…」
イッたばかりでまだ痙攣が収まっていない秘部をするりと撫で上げて、敏感になっていた花芽を指の腹でグリグリと押してやる。
「ンンッ!やだぁ…それ、またおかしくなるからっ…んっ…」
「くくっ…いくらでもおかしくなれ。これは仕置きだからな。俺が見たいのは、何一つ隠すところのない、ありのままの貴様の姿だ」
肌を朱に染めて再び身悶える朱里を背後から抱き締めて、俯く顔を上に向けさせる。
顎を捕らえて顔を鏡の方へ向けさせると……
トロンと蕩けた目で鏡の中の信長を見つめる朱里と目が合う。
「っ…くっ……」
しっとりと汗ばんだ肌に乱れた黒髪が広がって、何とも妖艶な姿の朱里に一瞬で情欲の熱を煽られる。
身体の奥がかあっと熱くなって、胡座を掻いた足の間に一気に熱が集まっていくのを感じる。
着物の裾も着崩さず下帯もしっかりと締めたままなのがもどかしいぐらいに、下半身が熱を持ってじくじくと疼き出す。
(っ…いかんな、俺の方もこれ以上は耐えられん)
「あっ…んっ…や、信長さま、あの…」
今にも爆発しそうな下半身に意識が持っていかれそうになっていた信長の膝の上で、朱里がモゾモゾと尻を動かし始める。
恥ずかしそうにチラチラと尻の下を気にする素振りを見せながら腰をくねらせる様子が何とも可愛いらしかった。
「ふっ…そんなに擦りつけて…もう挿れて欲しいのか?」
「ち、違っ…信長様のが、あ、当たってて…」
朱里が落ち着かない様子で慌てて尻を浮かせた拍子に、信長の昂りは着物越しにググッと鎌首を持ち上げた。
「や、あっ…んっ…」