第18章 宴のあと
朱里は気をやってしばらく放心状態であったが、冷たく濡れた褥に気付いてうろたえ始めた。
初めて潮を噴くほどの絶頂を経験して混乱しているのであろう。
「あっ、や…わたし、なにをっ…」
「案ずるな、大丈夫だ。おかしなことではない。
そのように感じてくれて嬉しく思う」
泣き出しそうな顔をする朱里の頭を撫でながら、その身体をきつく抱き締めて、耳元で甘く囁く。
「…朱里、そろそろ俺も限界なのだ…挿れても良いか?」
「っ、はい…私も信長さまが欲し…い」
愛液でぐちゃぐちゃになった蜜口に、限界まで勃ち上がった己の一物を宛てがって蜜を塗りつけるように二、三度擦り合わせる。
それだけで目眩がするほど心地良いが、割れ目をこじ開けるようにゆっくりと捻じ込んでいくと、ナカの襞がヒクヒクとひくつきながら吸い付いてくる。
「っ、くっ、はぁ…」
朱里のナカのあまりの心地よさに、少しでも動くと精を吐き出してしまうような気がして、最奥まで到達した後もしばらく動かず、ナカの締めつけを堪能する。
ゆっくりと抽送を開始すると、結合部が泡立つほどに蜜が溢れてグチュグチュとひどい水音が天主に響く。
「やっ、あぁ…ふぁ…んんっ、のぶながさ…まぁ」
「あぁ…堪らぬ…もっと乱れよ、朱里」
激しく腰を打ちつけ、絶頂に向けて昇り詰める。
ギリギリまで引いてから一気に挿すと襞が絡み付いて堪らない。
目の奥で星がチカチカして、頭の中に痺れを感じた刹那、朱里のナカに精を吐き出し、本能的に腰を強く押しつけて果てた。