第4章 初めての〇〇〇
「とりあえず体冷えるから風呂入ろーよ。」
「さ、先入ってきて良いよ。私服干しとくから。」
「センパイ入るまで入らない。」
「か、風邪引くでしょ!はやく入ってきて!」
「…やだ。」
「…やだって。じゃあ私が先に入るよ。」
埒があかなさそうなので由希が浴室へと向かう。
「…ちょっっな、なにこれ。」
「ん、どしたの。…おー…。」
入り口が全て透明のガラスで中が見えるようになっている。
そしてなによりお風呂が無駄にでかい…。
「み、見ないでよ。こっち側来るの禁止。」
成瀬を浴室から追い出して直接的には見えないベッドのある部屋へ戻す。