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なまいきざかり。 R-18 短編集

第4章 初めての〇〇〇





「…あれ。なんか曇ってね。」


「ほんとだ。さっきまであんなに天気良かったのに。」


曇った空に不安を覚えつつ、成瀬の行きたいお店へ向かう。


街中をこんな風に手を繋いで歩くのはやっぱりまだ慣れない。





ー…ゴロゴロっ


空が怪しく唸る。




…ポつポツつ…


「…ん?」


手に雨が当たったと思った瞬間…



ザっ…ザザザーっー…



「っえ。えっ何いきなりっ」


「…すげぇな。何々通り雨?」


「ちょっそんな事よりどこかで雨宿りしないと」



「…あ、あそことりあえず入ろっ」


成瀬に手を伸ばす由希。


「!」


「センパイ、やっぱこっち」


「っえっ、ちょっ…」

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