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心染まるとき【utpr】

第1章 洋紅色に染まる【一十木音也】


 きゅ、と俺の背に回した腕に力を込める香澄が心底可愛いと思った。

 そんな可愛い香澄を見ていると、やっぱり俺の思考はドロドロに溶けてしまって。

 俺の髪の色だって言っていた、赤色のチェックのパジャマ。前開きのあわせを、ほんの少し乱して、柔らかな白い肌に、そっと唇を寄せた。

「まだまだ朝までは時間あるから、ね」

 覗き込んだ香澄の顔は、パジャマに負けないくらい、真っ赤に染まっていた。
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