第5章 糖度:30%
『でもなんで??』
仲良いから付き合ってると勘違いして聞いてきたのはわかるが、波瑠が付き合ってないのを知って安心する理由が聞きたかった。
(まさか、勝己のこと好きになったとかは、、ないよね
こんな可愛い子が好きになったら勝ち目ないよ!!)
「あ、いや
なんでっていうか、その、、爆豪くん
めっちゃ不良、じゃん、?」
私は拍子抜けした。
『あ、うん
でも勝己、話せばいいやつだよ、ちゃんと優しいの』
私はなんだか面白くて、ふふっと笑いながらそう言うと
「茅野ちゃんも不良なのかと思ったけど、違うみたいだね」
とどこか安心した顔で言うのだった。
(勝己あんた、女の子にビビられまくってるよきっと、、
まあそんなの知らないけど!私今怒ってるし)
私は先に不安を覚えながらも、波瑠との会話に夢中になってご飯を食べた。