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【爆豪勝己】君のそばで。

第4章 不良少年誕生


勝己の唐突な宣言。

始まりはこんなときだったのか、と茅野は思いながら

『偏差値80近いらしいじゃん、頑張らないと…』

と言うと

「何でしってんだ」

と聞かれ、ドキッとしたのも束の間、
深く疑問は持たなかったのか

「頑張んなくてもそんくらい余裕だろ」

と言う勝己にほっとして、
別の不安が頭をよぎった。

『違うよ、私に勉強教えるの、頑張ってもらわないと…困る』

勝己はこれから
一人でクソ私立から行って…っていう人生計画たてるはずだから、
お前は来るな、なんて言われるかな、と不安になりながら聞くと

「それも、余裕だぱぁーか
俺を誰だと思ってんだよ」

と極当たり前に返されて茅野は嬉しさから泣きそうになるのを必死に堪えて微笑んだ。

(って本当頑張らないと…
今までちゃんと考えてこなかったけど、いざリアルに受験近付いて来ると…えらいこっちゃ

個性はチートもらってるからアレだけど、勉強やばすぎるでしょ!!
だって高校の東大レベルってことだよね?
むしろ東大偏差値70くらいのはずだから、越えちゃう?やばくない??
私が行ってた高校確か偏差値60くらいの普通のとこだよ??
わぁ、、やばすぎるっ!!

今まで小学生の勉強は流石に分かるから適当にしてきたけど、これからは受験の勉強しないとじゃん

なんかもう既に、ぶっちゃけ勝己のほうが点よかったりするんだもんね…。
私二回目なのにね…)

改めて雄英のすごさを考えた茅野は、先を考えただけで頭がおかしくなりそうで
これ以上考えるのはやめよう、と再び勝己の腕を取ってクレープへ向かうことにした。
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