• テキストサイズ

【爆豪勝己】君のそばで。

第2章 知らないこと


辺りがオレンジ色に染まりきった頃、茅野と勝己は手を繋いで家に帰った。

爆豪家に入ると茅野の母が来ており、
母親二人してなぜかにやにやとこちらを見ていた。

『なぁに?』

その様子が気になった茅野は聞くと、

何でもないわよ~

仲がよくて良いわね!

と返された。

茅野は
(…へんなの)と思ったものの、特に気にすることもなく
勝己に行こうぜ!と言われるままついていった。



* * *


まだ帰りたくないと子供らしく駄々をこねてみたものの、
またすぐ遊べるわよ!
と言われてしまい、二次元に来ても母は変わらず強いことが分かってしまった。

家は現実の実家と全く同じ作りで、色々な場所が分からずに両親に心配されることがなさそうで良かった、と思った。

茅野にとっては久しぶりの母の手料理に、何だか暖かい気持ちになりながら完食すると

子供が食べる量じゃなかったのか、
父と母は驚き、心配されたため
『ヒーローになるにはいっぱい食べなきゃいけないから!』と誤魔化しておいた。

トリップしてきた初日に色々なことが起こり過ぎて、
子供の体では疲れが酷かったのかすぐに眠りについた。
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp