第22章 SN 12 奇病
N side
太陽がのぼり朝が来ると俺はまた汗の量が凄かった。
起き上がると数枚の花びらが体から落ちた。
疑問に思い花びらを拾うと昨日の花とそっくりであった、
また風呂に入ると花の量が増えた
それに何だか痩せた…
痛みは昨日よりも増していて
段々と自分はこのまま死ぬのではないかと思いやられている
不安でいっぱいの時、ふと着信がかかった。
「もしもし…?」
S「ニノ!?大丈夫か!?後から俺1人で!俺1人でいくから!!!」
学校に行かなかっただけでここまで心配されるということに少々笑いが込み上げた
でも笑う気力もなくまたベットに横になった。
正直寝るのが怖かったが怖さより疲れが勝った。
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数時間寝て起きるとそこは見慣れない部屋だった
病院…?
横には俺の手を握っている翔ちゃんがいる
翔ちゃんに触れている時は不思議と痛みが和らいだ
恋ってすごいねって1人で感心していると翔ちゃんが目を開けた。
S「ニノ?!大丈夫か!!」
と寝起きなのにものすごい剣幕であった
とりあえず俺も状況が把握できていないことを伝えた
そして翔ちゃんが話し始めてようやく自分の容態を知ることになった。