第6章 5.
「珈琲飲みますか?」
自分のを用意しつつ問う
「ブラックを頼む、黒いカップだ」
それを聞いて、少し拘っている豆を使って珈琲をだす
味のために私もブラックだ
昨日買ったばかりのマグカップを私とビクスバイトさんの分取りだし珈琲をいれる
庭にある椅子にこしかけて本を読んでいる所に持っていく
「ありがとう」
昨日も思ったけど、案外優しくていい人なんだなと思う
自分もキッチンの椅子に座り一息つく
時間は6時を過ぎて外は明らむ
飲み終えたマグカップを洗おうとしたらいつの間にいたのかシンクで自身のマグを洗うビクスバイトさんから手が伸びてきた
つまり、渡せということだろうか
恐る恐るカップを渡すと洗ってくれた。
「美味かった。今日は和食か」
「はい。パンとフレークもありますが」
「いや、和食をもらう。」
思わぬ珈琲の感想を貰い、食事のことも聞けた
7時には戻ると私に言ってビクスバイトさんは外にランニングしに行ったようだった。
7時になりランニングから帰ってきた彼がシャワーを浴びているとサファイアが起きてきた
「雪さん、おはようございます」
「おはようございます」
「サファイアは、朝食和食でよかったですか?」
「はい。雪さんが作ってくれるものなら何でも」
「っ、!もう、//」
毎度毎度この人は恥ずかしいセリフを
「朝から雪さんを見られるなんて幸せです」
またも恥ずかしいセリフをはいた本人は気にすることなく洗面所へ向かっていく