第6章 5.
中性的で見るものを魅了させる情報屋ペリドット
組織随一の毒使いサファイア
2人は同じ部屋で暮らしても仕事も時間もあまり交わらないまま暮らしてきた
"ある"時、ビクスバイトと3人で組むようになるまでは。
その日三人にダイヤモンドから連絡がいった
「今日貴方含め数人に部屋の鍵を送ったわ。そこに引越して。組んでもらうわ。仕事については後で。Bye」
互いにその相手が誰かわからない。
けれどその命令は絶対
今まで住んでいた所から必要最低限を持ち出し届いた鍵のあう部屋へ向かった。
丁度部屋の前でペリドットとビクスバイトが鉢合わせる
「ビクスバイトでしたか。よろしく」
「あぁ。」
相変わらず人当たりの良さそうな笑みを浮かべるペリドットに対してビクスバイトは特に反応もなく、鍵で扉を開け新居に足を踏み入れた
2人が違和感に気付いたのはその家のなかがやけに生活感があったから。それも女の。
家はやけに広く4人は軽くすめるだろう大きさ。
部屋数も多く一体何人が呼び集められたのか、というくらい
2人共他が来るまで待つことにし、中央の部屋へ